先日ご紹介した今年注目のニューモデル、
16ストラディックCI4+が手元に来ました。ちょっと興味があったので購入してみた次第です。
まずデザイン、といか形状。これはすでに先行リリースされてる15ストラディックとほぼ同じ。多少の違いはあるものの見比べなければわからないくらいの違いですね。ローターは別物ですから形状は異なりますし、スプールデザインも違います。
とはいってもボディの素材はアルミのストラディックに対してカーボン樹脂のストラディックCI4+。重量はかなり軽く、実測で186g、保護用のシリコンキャップを外し忘れたので実際はカタログ通りの185gになるでしょう。
ちなみに同じ番手のストラディック2500Sは実測で228gでした。
15ストラディックのカタログスペックが230gですから45g近い軽量化が果たされてますね。これはボディ・ローターの材質が全く別物なので当然です。16ストラディックCI4+はローターもカーボン樹脂製のニューマグナムライトローターですからね。
そしてスプール。ドラグノブ込みで重さを量ってみます。
16ストラディックCI4+の方が37gで7gの軽量化がなされてますね。
蛇足ですが、15ストラディックと16ストラディックCI4+はスプール・ドラグノブに互換性があります。15ストラディックのスプール軽量化を狙うならCI4+用もありですね。
で、とりあえず空巻きをしてみると、やはり巻き始めが軽いですね。慣性が働きにくいためか、ストップアンドゴーもビシビシ決まる感じです。15ストラディックも滑らかですが、ここまでビシッとは止まりません。ダイワのエアローターに引けをとりませんね。
回転は軽いんですが、滑らかでしっとりしたフィーリングなのはシマノならでは、クロスギアを採用しているからでしょうか。ダイワのS字クランク式よりも有機的な滑らかさなんですよね。
15ストラディックとギアも同じですし、構造も同じはずなんですがローターが軽いためか、印象はかなり違いました。どちらかというと、ミノーイングやソフトルアーをテクニカルに動かす、そんなシーンにより適しているように感じますね。操作性に優れたリールという感じです。
やはりレアニウムの後継モデルだけあって軽いので、軽量なロッドと組み合わせるのがオススメです。比較的重いロッドに軽量なリールを組み合わせると、ティップが重く感じる持ち重りになりますからね。その逆で軽量なロッドに重さのあるリールを組み合わせるとグリップヘビーでやはり使いにくくなります。
タックルバランスという点で、組み合わせるロッドを選ぶのが16ストラディックCI4+ですね。
やや気になったのが、ベールの開閉です。ちょっと硬いというか、バネが強いというか。新しいマグナムライトローターはベールリターン構造をラインローラーの逆側に設置した新構造です。16ヴァンキッシュにも搭載されているものと同じはずですが、ややストラディックCI4+の方がバネが強いように感じますね。戻す時の衝撃も大きく感じます。気のせいでしょうか?
このベール以外はかなり満足度の高いリールです。価格も実勢価格で2万円台前半ですから、コストパフォーマンスが高いといえますね。
現在のところ、2500番クラスのボディのモデルのみがナチュラムさんに入荷してます。
16 ストラディックCI4+ 2500S
16 ストラディックCI4+ 2500HGS
16 ストラディックCI4+ C3000
16 ストラディックCI4+ C3000HG
追記
C2000、4000も入荷し始めました。
16 ストラディックCI4+ C2000HGS
16 ストラディックCI4+ 4000XGM
16 ストラディックCI4+ 3000XGM