ダイワがリリースするロッドの中でも「X」が末尾に付くシリーズはエントリー向けのロッドという位置付けですね。手軽に始められるようリーズナブルな価格設定となってますが、機能性はエントリーロッドと言ってしまうのがもったいないくらいです。特にブランク性能に関しては上位モデルに引けを取らないという印象ですね。
そして今年の3月に登場したロッドが
メバリングXと
アジングXです。
これからメバリング、アジングを始めよう、という方にはもちろんですが、他の釣りの合間にちょっとライトルアーゲームを、なんていうライトユーザーさんにもオススメですよ。
ダイワ(Daiwa) メバリング X 74UL-S
ダイワ(Daiwa) メバリング X 78L-S
ダイワ(Daiwa) メバリング X 74UL-T
ダイワ(Daiwa) メバリング X 78L-T
ダイワ(Daiwa) アジング X 59UL-S
ダイワ(Daiwa) アジング X 68L-S
ダイワ(Daiwa) アジング X 72L-S
メバリングXが計4機種、アジングXが計3機種となってますね。
メバリングXはソリッドティップロッドが2機種、チューブラーティップロッドが2機種。アジングXはソリッドティップのみとなります。
実勢価格では1万円を大きく下回るシリーズですが、実力は高いです。特にブランクに採用されている
ブレーディングXと呼ばれる構造。バットからベリーにかけて、クロス状にカーボンテープを巻きつけてます。上位モデルでも同様のコンセプトでバイアスにカーボンテープを巻いているものもあります
(X45)。全く同じというわけではありませんが、効果が高く最近のトレンドですね。
ブランクがねじれるような動きを抑制する補強構造がブレーディングXです。ブランクがねじれるとパワーがしっかり伝わりにくくなりますし、繊細な操作性もスポイルします。極力ガイドが一直線になるようにねじれを抑えるための構造なんですね。
リールシートにはダイワオリジナルのものが採用されてます。硬質樹脂製で手になじみやすい形状ですね。感度も高そうな印象ですよ。グリップには硬質EVAを使用しています。ソルトロッドの定番です。
メバリングXに用意されるチューブラーティップはシャキッとした印象で高感度なモデルです。74UL-Tは小型プラグや軽量なメタルジグなどにも対応します。78L-Tはパワフルなメバリングロッドでメタルジグやキャロなどにもオススメですね。
ソリッドティップモデルは、メバルのアタリを弾かずに載せるスタイルのロッドです。74UL-Tはスタンダードなメバリングロッドといった印象ですね。ジグヘッドリグにピッタリです。アタリを弾きにくく数釣りにも適してます。78L-Sは遠投に適しているのでフローとリグに使いやすそうです。
アジングXは59UL-Sが軽量ジグヘッドに特化したロッド。68L-Sはジグヘッド専用モデルとなりますが、汎用性のあるロッドですね。そしてもっとも長い72L-Sは飛距離も出したい時に。
エントリーロッドという位置付けのためか、バリエーションを増やす過ぎないようにしているようです。あまりにバリエーションが多いとどれを選んで良いのか分かりにくくなりますからね。特にエントリーユーザーにとってはあるスタイルに特化したようなロッドよりも汎用性のあるモデルのほうが使いやすいはずです。
ある程度スキルが上がれば特殊なロッドに手を出しても良いですが、エントリー層にはこのタイプがオススメですね。
ガイドにはステンレスフレームのハードガイドリングが採用されてます。ライトラインの釣りにはできればSiCクラスが欲しいところですが、価格を考えれば仕方ないかも。強くぶつけたりすると傷める可能性があるので取り扱いは注意してください。またマメに傷などの有無をチェックするといいですよ。ラインを傷めないようにしてください。
現在ナチュラムさんでは
30%割引となっていて、
¥7182~¥7938の価格帯となってます。これからメバリング、アジングを始めたい方には注目のロッドでしょう。