イワタニのカセットガスストーブがリニューアル!

あごひげあざらし

2015年10月01日 22:38


カセットガス製品といえば、イワタニが最大手といっていいでしょう。そのイワタニさん、カセットガスを燃料とするヒーターにも力を入れてますよね。
昨年登場したアウトドア向けのカセットガスアウトドアヒーターも独創的なデザインで注目されました。グリーンのモデルはモンスターズインクのキャラクターを髣髴とさせるほど、個性的です。

で、今年リニューアルされたのはアウトドア用でなく、屋内用のシリーズです。なんと、電源不要のファンヒーターまで登場してます。

イワタニ産業(Iwatani) カセットガスファンヒーター

カセットガスファンヒーター、そう、温風が出るんですね。これって画期的じゃないでしょうか。従来からの燃焼式ヒーターは自然対流式や反射板式が主流で、温風式はなかったと思います。しかも電源不要ですから、驚きです。

電源を使用しないで、どうしてファンが回るのか、不思議です。これは最近の省エネ、エコロジーの技術が活かされた部分ですね。なんと熱電発電モジュールという半導体が使用されているんです。ヒーターの熱で電気を起こしながらファンを回すから電源が不要なんですよ。
金属に温度差が生じると電子が移動して電気が起きる、これを高性能な半導体モジュールを介することでファンを回すに足る電力を生み出すわけです。
で、ファンが回ると風は半導体を挟んだ金属板にあたった後、外に排気されます。この際に温風が出るわけですが、風の当たる金属板は常に冷やされ続けるので燃焼中は常に発電しているわけです。よく考えられてます。

難点としては、温度差が生じるまでファンが回らないということで、点火してから金属板が暖まるまで十分な発電ができないんですね。とはいえ、これは些細なことでしょう。1分ほどで発電が始まるそうですから。
電源コードを必要としないことのほうがメリットは大きいですよね。設置場所の自由度が高く、移動も簡単ですから。屋内のサブヒーターとして家中の部屋で使用できるのは魅力です。

燃焼時間は熱量が大きい分、短くなるのは仕方ありませんね。できればカセットガス2本装備などで燃焼時間を延ばしてもらいたいところですが。カタログでは1時間43分の燃焼時間です。実質1時間半程度と思うとちょうどいいでしょう。、燃焼モードは標準と弱があるので、室温に合わせて調整すれば2時間程度は使用できそうです。

安全装備は従来モデル同様、採用されてますね。不完全燃焼防止装置、立消え安全装置、転倒時消火装置、圧力感知安全装置、温度過昇防止安全装置です。屋内用モデルには安全装備が多数搭載されてますよ。
ファンが搭載されたことなどでちょっとボディは大きく感じますね。(幅)319×(奥行)260×(高)438mmですから、電気ヒーターくらいの大きさと思えばちょうどいいでしょうか。カセットガスヒーターは石油のような臭いも出ませんし、電源コードが不要で移動も簡単です。燃焼時間はやや短いですが、このメリットを活かせばかなり使えるヒーターといえますね。ただ、ちょっとお値段が高いように感じます。
定価¥34000(税込)のところ、¥31104(税込) 4%割引

イワタニ産業(Iwatani) カセットストーブ CB-STV-HPR2

こちらも屋内用のカセットガスストーブのハイパワータイプ。熱を溜める燃焼筒を採用しているのが特徴ですね。
この燃焼筒内部でガスが燃え、その熱でセラミック、パンチングメタル、ステンレスメッシュの3重構造の筒から遠赤外線を発生させるんです。本体の熱反射板でこの熱を前方に送ることで、従来モデル以上に早く暖まるようになってますよ。
熱量は1.35KW、ファンヒーターモデルは2.0KW、屋内用のコンパクトモデルや屋外用モデルは1.0KWなので、シリーズの中間モデルといえますね。燃焼時間は約2時間半、こちらは燃焼モードは1つだけで調整できないので実質の燃焼時間もこの程度と思っていいでしょう。
形状は反射板式ストーブに似ていますが、残念ながらヤカンなどを置いて湯沸しすることは難しいようですね。上部の形状に傾斜があり、物を置くことを拒否しているようです。
重量は約4.1kgですが、もちろん電源コードなどもないので移動は簡単。燃焼時間は長くありませんが、メインのストーブとしても使えそうなほどですね。
定価¥23760(税込)のところ、¥15984(税込) 33%割引

イワタニ産業(Iwatani) カセットストーブ

こちらは屋内用カセットガスストーブの最小モデルとなるCB-STV-EX2ですね。従来から販売されているモデルと同じに見えますが、新しい機能を搭載した2015年モデルですよ。
この2015モデルは、火力調整機能が搭載されました。以前のモデルはサイドには点火と消火のダイヤルだけが付いていましたが、このモデルにはその上部にもダイヤルが。このダイヤルが火力調整ダイヤルなんですね。モードは2段階で、標準モードとエコモードとなってます。もちろんエコモードでは燃料消費も抑えられ、燃焼時間も長くなりますよ。
軽量コンパクトなので、屋内のいろいろな場所へ持ち運ぶことができるヒーターです。据え置くというより、行く先々に持ち運ぶスタイルがピッタリですね。ちょっと暖房の効きが悪いなぁ、と思うような場所へ設置するのもいいんじゃないでしょうか。
火力はシリーズで最小となる分、燃焼時間は約3時間20分となってます。
定価¥19008(税込)のところ、¥13824(税込) 27%割引

ついで、といっては失礼ですが、屋外用のヒーターもご紹介しておきます。

イワタニ産業(Iwatani) イワタニカセットガスヒーター 

屋外専用のカセットガスヒーター。こちらも3時間20分ほど燃焼しますね。
定価¥17280(税込)のところ、¥9980(税込) 42%割引 

そろそろ暖房器具の話題も出て来る季節ですね。

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