エアノスXT改めセドナ?!シマノのニュースピニング!

あごひげあざらし

2015年08月17日 23:01


シマノのエントリークラスのスピニングリールとして高い評価を受けているエアノスシリーズ。もちろん低価格モデルなので、上位モデルと比べるべくもありませんが、その実用性と「これで十分じゃん」的な、いい感じに力を抜いて使えるリールです。そのエアノスがモデルチェンジ、というか、ネーミングまで変更されてしまうような感じになってますよ。
それが新しいモデル、15セドナです。

シマノ(SHIMANO) 15セドナ 2500S

一番上の画像はシマノ 14サハラというスピニングリールです。このセドナとボディの金型は共通だと思われるモデルですね。スリムフィットボディと呼ばれる形状で、ボディの厚みが薄く、そしてマスターギアをリールフット側に寄せたことで重心位置がよりロッドに近くなってます。重心がロッドに近くなることでロッドにセットした際に実重量よりも軽く感じるようになるメリットがありますね。

ただし、共通なのはボディの金型とマスターギアの位置程度になります。セドナは実質エアノスXTの後継モデルとなりますが、サハラやその上級モデル、ナスキーとはリール内部の構造が違います。サハラ・ナスキーはクロスギア(ウォームシャフト)によってメインシャフトを動かしますが、セドナではS字クランクと呼ばれる形状が採用されてるんですね。これはエアノス・エアノスXTと同じ形式なんです。S字クランク式はシンプルな作りが可能です。コンパクト化もしやすいですね。上死点・下死点での変動が気になるという声もありますが、不具合となるわけじゃありません。また精度の高い作りなら大きな変動は感じませんしね。ちなみに、現在のダイワスピニングはS字クランク式が主流です。トップグレードでも採用していることからもS字クランク式のメリットがうかがえますね。
ただ、シマノではクロスギアを上位モデルで採用しています。クロスギアは死点での変動がなく滑らかな動きになるのが特徴です。このギアがシマノスピニング独特の滑らかさに貢献するわけですね。S字クランク式よりパーツ点数は増えますがそれだけのメリットがあるんです。ギアの違いはメーカーの設計意図が異なるからでしょう。どのメーカーも同じでは面白くないですからいいことだと思います。

話がそれました。なのでセドナはエアノスの系統、となりますね。シマノのサイトでも内部構造の比較として従来品(エアノスXT)とセドナを並べてますから、意図が分かりますよね。エアノスXTの後継モデルというわけです。
とはいえ、ギアの配置などが変わっているので共通パーツは少ないでしょう。クランクの形状も違いますから。

で、このギアの配置はどうなのか、というと、おそらくデメリットはほとんどないと思われます。効率的にもバランス的にいいですよね。強いてデメリットを上げるとすれば、ボディ形状が独特(あまり格好良くない)になってしまうことでしょうか。あくまで個人的な感想なんですけどね。

サハラより下位のグレードになるかもしれませんが、ハンドルはサハラの鋳造型に対してマシンカットハンドルを採用するセドナ。見た目では立場逆転になるように感じますね。
まだ登場直後なのでセドナの価格も若干高止まり。もう少したつと価格もこなれてくるでしょうから、そうなったら買いでしょう。バリエーションも豊富で防波堤のチョイ投げ釣りやルアーフィッシングなど幅広く対応できますよ。エントリーモデルとしてはもちろん、ベテランアングラーのサブタックルにもオススメできますね。できるだけ低価格で性能の良いものを、というニーズにも応えてくれそうです。
15セドナ 1000

15セドナ 1000S

15セドナ 2000

15セドナ 2500

15セドナ 2500S

15セドナ C3000

15セドナ C3000HG

15セドナ C3000SDH

15セドナ 4000

15セドナ 4000HG

15セドナ C5000









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