長く派生モデルが登場しているダイワのベイトリール、
アルファス。ロングセラーの名機ですね。
そのアルファスにＳＶ（ストレスフリー バーサタイル）バージョンがリリースされてます。
アルファスＳＶ１０５です。基本的な構造は従来モデルを踏襲しながらも進化してますよ。
ダイワ(Daiwa) アルファス ＳＶ １０５ＳＨＬ
ダイワ(Daiwa) アルファス ＳＶ １０５Ｌ
ダイワ(Daiwa) アルファス ＳＶ １０５ＳＨ
ダイワ(Daiwa) アルファス ＳＶ １０５
ボディベースはアルファスなので、見た目のインパクトは薄いかな。アルミ製のフレームも共通です。ダイナリジッドボディと呼ばれるスーパーメタル（アルミ合金）製のハウジングを採用しています。やはりカッチリとした剛性感が特徴になりますね。
ハンドル側のサイドプレートにはカーボン樹脂、ＺＡＩＯＮ（ザイオン）を採用しました。強度は従来のままで軽量化されたそうです。個人的には軽量化よりもアルファスのコンパクトでパーミングしやすいボディがどうなるか、と思ってました。実際サイドプレートの形状なども変更されてますし、マスターギアの大口径化もされているそうですが、ボディサイズは大きく変えてません。これならパーミングのしやすさは変わっていないはず。いいと思います。
左右ハンドルに２つのギア比を用意する４機種ラインナップ、でも結構極端ですねぇ。低いギア比の方は５．８：１とかなり低めの設定です。クランクベイトなどの巻物系ルアー、また管釣りベイトでトラウトを狙う場合のスローリトリーブに適したギア比ですね。
ＳＨはスーパーハイギアで７．２：１となります。ベイトリールの黄金比といわれる６．４：１よりも高いギア比はピッチングなどのピンポイントキャストで素早い回収が可能です。またストラクチャー周りで潜り込まれる前に一気に引きずり出す、そんな使い方にも適してますね。
そしてもっとも注目されるのがそのスプールです。
ＳＶスプール搭載ですね。ストレスフリーバーサタイルと呼ばれる中浅溝スプールを採用しました。３３mm径超々ジュラルミンスプールになってます。ラインストック量はスティーズＳＶと同じですが、スプール径が若干異なりますね。ちなみに
スティーズＳＶや
ＳＳ ＳＶは３４mmスプールです。キャスト時にスプールとシャフトが分離するスピードシャフトは採用されてますよ。
とはいえ、ＳＶスプールの評価はどんどん上がってますからね。バーサタイルの名前通り、ベイトフィネスに近い軽量ルアー、軽量リグでもバックラッシュすることなくキャストが可能ですし、ビッグベイトに近いサイズのルアーでもキャスト可能です。スプールの強度をしっかり確保しているので、太めのラインも安心して巻くことができますしね。まさにバーサタイル。オカッパリなどたくさんのタックルを持ち込むことが難しいシーンでこそ頼れるリールと言えそうです。
ベイトフィネスに特化したリールに比べれば、フィネスリグの飛距離は期待できませんし、ロングキャストに特化したリールに比べ、ラインストック量が少なく限界があります。とはいえ、最も使うボリュームゾーンのルアーに幅広く対応できる、というのが便利なわけですね。
ブレーキシステムにはスティーズＳＶなどでも定評のあるエアブレーキシステムを採用しています。マグブレーキに遠心ブレーキの機能を上手に取り入れたブレーキシステムという印象です。マグブレーキではあるんですが、遠心力で移動する
インダクトローターを組みわせたことでスプールの回転数に応じてブレーキ力が可変します。
スプールの回転スピードが遅い時はローターの飛び出しが少なくブレーキが強くかかることがありません。ピッチングなどでブレーキが掛かりすぎる傾向があるマグブレーキのネガティブを解消してますよ。
そしてフルキャストではローターが大きく移動しブレーキ力を確保します。力んでしまうことで起きるバックラッシュも効果的に抑えてくれますね。
決して完全オートマチックなブレーキになっているわけではありませんが、サミングをする機会が少なくなりますしバックラッシュの発生頻度も低くなりますね。ライントラブルを気にせずキャストができる、だからストレスフリーバーサタイルということになるんですね。
ベースのアルファス自体はやや古さが見えるようになってきてますが、ＳＶスプールを手に入れたことで寿命が延びましたね。今でも第一線で活躍できるだけのスペックを手に入れてます。特にオカッパリメインのアングラーにとっては、スティーズＳＶやＳＳ ＳＶより低価格で十分使えるリールを手に入れられるようになったといえるんじゃないでしょうか。
４機種とも
定価￥３２４００（税込）のところ、￥２２６８０（税込） ３０％割引
ベイトリール購入をお考えなら、アルファスＳＶも魅力的ですよ。ソルト・フレッシュどちらにも対応しています。
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