リーズナブルな価格ですが、機能性では価格以上の仕上がりを見せるアイテムも少なくないブランド、ノースイーグル。今年も魅力的な新製品が登場してます。
そんなわけで、テント、タープといった幕体を中心にご紹介しておきます。詳細不明のモデルもありますので、あくまでご紹介ということでご容赦くださいね。
North Eagle(ノースイーグル) ビッグフロントワンポール420
ワンポールテントの使い勝手を向上させるためのトライ、ということですね。ノースイーグルでも人気のワンポールテント、
BIG420に前室を持たせたモデルになります。安くても使えるワンポールテントという評価のビッグ420が進化したわけですね。
前室を実現するにあたり、フロントポールが追加されてます。グラスファイバー製のアーチポールによって高さ約1.8mほどの前室が出来上がるというわけです。ドアの高さは前室なしのビッグ420と同じくらいになりますね。ただ、このフロントポールの追加によって、厳密には2ポールテントということになっちゃいますけど。そのあたりは気がつかなかった、ということにしておきましょう。
実際、ワンポールテントはシンプルで設営もわかりやすく、そのスタイルの良さでも人気です。ただ、テントではなくシェルターとして使用した場合はそれほど気にならないですが、テントとしてみると雨天時の出入りなどでインナーテントが濡れやすかったり、靴置きなどのラゲッジスペースが限定されるというような使いにくさも否定できません。
なので、前室を取り付けたこのビッグフロントワンポール420の登場もわからなくはないですね。雨の日の使いやすさは確実に向上します。換気性能も若干向上するんじゃないでしょうか。設営の際に前室スペースがどう影響するか、こればかりは立ち上げてみないとわからないことだとは思うんですけど、面白いですよね。
インナーテントの広さはビッグ420と変わりません。フライシートやインナーテントの材質も同じです。フロアは8角形で奥行が約420cm、室内高は約260cm。この広さのワンポールにポールを1本追加するだけで機能性が拡張するわけですから、魅力的ではありますね。インナーテントは吊り下げしてで着脱も可能です。シェルタースタイルでもテントスタイルでも使用可能です。ラゲッジスペースもしっかり確保できる大型ワンポールテントですね。
なお、420サイズのワンポールにぴったりサイズの
テントインナーマットも新たに登場しました。できればセットで手に入れたいですね。
¥32184(税込)
で、この
ビッグフロントワンポール420をさらに拡張させることが可能なのが、オクタゴンBIGスクリーン480です。
North Eagle(ノースイーグル) オクタゴンBIGスクリーン480
オクタゴン、8角形という意味ですから、もちろん8角形のフロア形状を持つスクリーンテントですね。ビッグフロントワンポール420に連結して使うことが可能です。
4本のポールを井桁状に組んだフレーム構造となってます。
ルーフトップにはリッジポールも採用されてますね。構造的に強風にも耐えてくれる強度の高いものとなってますよ。一般的なクロスポールを使用するフレームを2つ組み合わせているような形状ですからね。幕体のサイズが大きくなると風の影響も大きくなり強度が必要です。その意味ではこの形も一つの正解でしょう。
メインポール、リッジポールともに材質はジュラルミンがおごられてますよ。メインポールは16mm、リッジポールが9.5mmと太さも十分ですね。
内部スペースはもちろん8角系フロアで奥行が4.8mほどあります。かなり広いスペースではありますね。スクエアなフロアに比べるとデッドスペースもできやすいですが、これだけ広ければ大人5~6人でも十分広々使えます。宴会幕としての能力も高そうですね。
4面に出入り口、さらに4面にクローズ可能なメッシュ窓を備えてますから、通気性なども良さそうです。
ルーフトップ4箇所にベンチレーターも採用されてますよ。
そしてこのスクリーンとインナーを外したビッグフロントワンポール420を連結すれば、グループユースにも使える広~いシェルターに。イベントなどにも良さそうですよ。
ただ、大きい分、幕のかさばり設営の労力は増すでしょうし、8角形なのでペグダウンや張り綱も多くなります。そういった点は覚悟しないといけませんね。
¥42984(税込)
North Eagle(ノースイーグル) ワンポールテントBIG500
ん?BIG420?と思ったら、ワンポールテントビッグ500です。420がサイズアップして登場したんですね。インナーテントの奥行はもちろん500cmですよ。
作りなどはBIG420とほぼ同じですね。実質的にサイズアップのみです。フロア面積がぐっと広くなっただけじゃなく、高さも30cmほど増えてますね。インナーのルーフ高は260cmから295cmへとサイズアップされてます。とはいえ、頭上に行くほどすぼまる形状のワンポールなのでそれほど頭上スペースが広くなったという印象にはならないようですが。
フロアサイズを見ると、大人でも6~7人は横になれそうな広さを持ってます。上手に使えばかなりの収納力を発揮してくれますね。またグループ宴会幕としての素質も高いですね。夏はごめんですが、冬のキャンプには欠かせない宴会幕になるんじゃないでしょうか。
¥32184(税込)
North Eagle(ノースイーグル) ツールームドームパイシス
こちらはワンポール系ではなく、魚座型と呼ばれるクロスポール構造を採用してる2ルームテントですね。画像では小さく見えますが、インナーテントサイズが幅300×奥行200×高さ182cmと結構大きいテントです。大人でも3~4人で就寝可能です。4人で使用するとインナーテントの中にはラゲッジスペースはほぼなくなりますけどね。
リビングスペースは3m四方くらいで高さも最大194cmとなってますのでちょっと頭上スペースは低く感じるかもしれません。ただお座敷スタイルをチョイスすれば問題にならないとも思います。使い方次第でしょう。3m四方というと大人4人でミニマムな空間になりそうです。3人で使うくらいがちょうどいいのかもしれませんね。
フレーム形状は魚座型です。一般的なクロスポール型ではポールのクロスポイントが1箇所ですが、魚座型では2箇所になります。そうすることで全体の強度を高める効果もありますし、頭上スペースを広げる効果もあります。ルーフトップにフラットな面を作り出せますからね。上にいくに従いすぼまるのがドームテントですが、魚座型ではそれが和らぎます。
魚座型フレームにさらにポールを1本追加することで強度アップと居住性アップも果たしてますよ。吊り下げ式インナーテントはこのポールに沿って提げるので、インナーテントがしっかりしますから。
フライシートの左右にはベンチレーターが採用されてます。インナーテントにも
ベンチレーターの位置に合わせてメッシュ窓が取り付けられているため、通気性は確保されますね。結露防止に効果的です。居住性は悪くないテントですよ。
重量が約8.6kgとなっているので、少人数で車移動のキャンプにオススメなモデルですね。
¥32184(税込)
ノースイーグルのテント・タープ類は独創的なものが少なくありません。フレーム形状のバリエーションが豊富です。結構攻めてる感じがして個人的に嫌いじゃありませんね。若干縫製が粗かったりすることはありますが、それは価格を考えると仕方ないのかなと納得できてしまいますし。ポールにはお金を掛けていて、ジュラルミンポールが当然のように使われているモデルもありますよ。価格的にはFRPポールでもおかしくないクラスなんですけど。
例えば、
ドームテントwithキャノピー300
キャノピーにもできる前室付きドームテント。インナーサイズは300×300cmと広々使えます。このモデルもジュラルミンポールを採用してますが、実勢価格で2万円を切ってますね。
イーグルジオドーム240
クロスポールにさらにポールを追加してフレーム強度を高めたジオテック構造のモデルです。こちらもジュラルミンポールですね。
フレーム形式に特徴を持っているモデルというと
ワイドリビングツーリングドーム
ソロ用ツーリングドームテントに長いリッジポールを1本追加したことで実用的な前室・後室を手に入れているワイドリビングツーリングドーム。強度アップと居住性アップを果たしてますよ。
リップツールームドーム200
こちらではA型フレームを使用してますね。シンプルなフレーム構造で、部品点数が少なく設営しやすいメリットがあります。クロスポールドーム全盛の今では新鮮ですらありますね。
攻めてますよね。こういう姿勢、嫌いじゃありません。注目ですね。
ひとつ注文をつけるとしたら、ホームページの更新が遅いことくらいでしょうか。まだ2014冬のままになってますから。
キャンプ用品ならこちらにも
アウトドア&フィッシング厳選ストア ウェブ館