自然派湯沸し!?ケリーケトル、ファイヤーケトル

あごひげあざらし

2014年11月20日 22:56


現在のアウトドアシーンで、湯沸しや調理、さらに暖房でも使用されるのが化石燃料であるガスやガソリン、灯油です。暖房に関しては最近では薪ストーブの人気が高かったり、焚き火で暖をとる方もいらっしゃいますけどね。

で、今回ご紹介するのは化石燃料ではなく枯れ枝や枯葉、松ぼっくりなどを燃料にして湯沸しできるアイテムです。

Kelly Kettle(ケリーケトル) ケリーケトル ベースキャンプ(アルミ)1.6L

ケリーケトルです。燃料はその辺に落ちている枯れ枝などのほか、固形燃料なども使用できますね。
ケリーケトルにはもっとバリエーションがあるんですが、現在ナチュラムさんではこの1.6Lサイズのベースキャンプのみが掲載されてますね。ケリーケトルは煙突効果を利用して湯沸しするアイテムです。また、湯沸しと同時に暖をとることも可能ですね。

1.6Lの容量を持つポットの割には高さ34cmと大柄なケリーケトル。その理由は、ケトル自体が煙突のような形状になっているからです。そう、このケトルは中央が吹き抜けているんですね。
下側のコンロで可燃物を燃やすと、ケトルの吹き抜け部分に炎や煙が上がる構造です。そのため、熱は内側から外側へ伝わります。底からだけで加熱する一般的なストーブに比べると熱効率が高く、水の沸騰が早いんですね。だから少ない熱量でも湯沸しができるんです。それにある意味、エコですよね。二酸化炭素の排出量、カーボンオフセットという考え方でいけば、枯葉や枯れ枝は二酸化炭素を吸収してできているので、それを燃やして二酸化炭素を輩出してもプラスマイナス0で環境負荷が少ない、ということになります。そういう意味ではエコでしょう?

ベースキャンプは最も大容量のケリーケトルなので収納時でも高さ34cm・直径18.5cmと小さくはありませんが、燃料を持ち歩かなくていい、と思えばそれほど大きいとも言えないでしょうね。アルミ製のベースキャンプは重量約930gと見た目よりは軽量ですよ。
¥9236(税込)

ペトロマックス ファイヤーケトル fk2 1.2L

加圧式の灯油ランタンでお馴染み、ペトロマックスからもケリーケトルと同じ構造のモデルが登場しました。ちょっと意外な感じもしますけどね。
こちらもケリーケトル同様に枯れ枝などを燃料に湯沸しが可能なケトルです。煙突効果を利用しているのも同様ですね。
燃料を燃やすファイヤーボウルに3本の脚がつくのはケリーケトルにない装備です。地面からファイヤーボウルを浮かせることでグランドダメージを抑える仕組みですね。
また注ぎ口の作り、シンプルで木栓で塞ぐケリーケトルに対して、ペトロマックスのファイヤーケトルでは金属と樹脂の栓を使用してます。この栓は沸騰するとピーピーケトルのような音が出るそうですよ。分かりやすいといえばわかりやすいですね。
さらに、煙突のトップにあたるケトル最上部には4本ゴトクが取り付け可能です。湯沸ししながら簡単な調理にも使用できるわけです。火力調整などは難しいですから、凝ったものには向いてませんね。
暖房として使用する場合は、水が沸騰したら栓をあけておくことが必要です。また定期的に水の補充も必要ですね。空焚きするとアルミは弱いですからね。
こちらは1.2L容量のファイヤーケトルFK2、サイズ的にはケリーケトルのベースキャンプとほぼ同じくらいですね。使用時は脚がある分高くなりますが。
定価¥10692(税込)のところ、¥9622(税込) 10%割引

ペトロマックス ファイヤーケトル fk1 0.5L

こちらは0.5L容量のファイヤーケトル FK1です。ソロ~ペアで使用するならこのサイズでも十分になりますね。
定価¥9288(税込)のところ、¥8359(税込) 10%割引

ケリーケトルにはオプションが用意されてます。

Kelly Kettle(ケリーケトル) クックセット大 1.3L・1.6L・1.5L共用

ケリーケトルの下部、ファイヤーボウルだけを使用してクッカーで調理するためのセットです。もちろんガスのように細かな火力調整はできませんから凝った調理は難しいですが、いざという時には助かるアイテムでしょう。
こちらは1.3L、1.6L、1.5Lのモデル用。
¥4093(税込)
0.5L用もあります。
Kelly Kettle(ケリーケトル) クックセット小 0.5L用
¥3065(税込)

化石燃料を使わない、これが気になる方は要チェックですね。

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