ナンガ センターZIPバッグがモデルチェンジします!

あごひげあざらし

2014年10月21日 23:42



ナチュラムさんとナンガがコラボレートしたシュラフがナンガ センターZIPバッグシリーズ。比較的低価格なダウンシュラフですが、コストパフォーマンスの高さで人気になってました。そのセンターZIPバッグがモデルチェンジです。
新しいモデルはセンターZIPバッグ Ⅱ DXUDDとなるんだそうです。

従来のモデルとはちょっと路線を変えてきたようで、若干価格帯は上がりますが、それ以上に機能性を向上させたシュラフになるようです。
で、その第一弾としてダウンを600g封入したウィンターモデルが掲載されましたが、こちらはなんとパーツ違いのアウトレット(?)モデル、限定10個でお安くなってます。

ナンガ(NANGA) センターZIPバック II 600DXUDD(ハイエンドver)

センターZIPバッグⅡは、従来のセンターZIPバッグから生地や羽毛の変更を受けてます。もちろんグレードアップですよ。ファスナーは従来同様中央に採用され、車中泊などでも使いやすくなってます。就寝スタイルのアレンジが多彩という意味でかなり使えるシュラフですね。

従来モデルも生地には撥水加工が施されてましたが、今回のモデルにはナイロンリップNANO-tex加工が施されました。ザックリ言えば、撥水性能が大幅にアップした、ということです。
水濡れに弱いダウン、表地に高い撥水性を与えることでダウンの性能低下を防ぐことが可能になるんですね。レインウェアにも採用できるほどの撥水性を持つNANO-tex加工によって結露などでシュラフが濡れても保温性を確保することができます。もちろん縫い目からの浸水はありえますが、それはわずかでしょう。雨天時の野営でも暖かく寝ることができそうです。

ダウンの素材もグレードアップしました。従来のダウンはスタンダードクラスの650FP(フィルパワー)。モデルチェンジで770FPへとバージョンアップしています。ナンガの使用するダウンとしては最高級のダウンですね。FPはダウンのロフト(膨らみ)の回復力を示す数値で、これが高いほど軽量で暖かいダウンになります。羽毛の中でもより細かなものだけを使用することでFPが高くなりますが、そういった羽毛は1羽から取れる量も少なくなり希少性が高くなります。センターZIPバッグⅡ、このクラスのダウンを使用しているシュラフとしてはリーズナブルな価格に抑えられてますね。
また、羽毛自体にも撥水加工が施されているため、水濡れ対策はかなり高いレベルと言えますよ。

で、本来はファスナーにも止水ファスナーを採用して水濡れ対策を施す設計だったそうですが、手違いで通常のファスナーを使用してしまったモデルが上のモデルです。ある意味、希少価値が高いのかもしれませんが、設計上の性能よりは撥水性が劣るのは確かですね。とはいえ、表地とダウンの撥水加工で撥水性能は高いレベルにあるので、これを欠点と見るか、このくらいは許容範囲と見るかで価値は変わってくるとは思います。
その分、若干安く手に入ると思えば気にならない人もいるはずですね。
数量限定で
¥32000(税込)

さらにもう一つ。こちらは数量限定じゃありません。ナノブラックダウンバックの900が登場してます。

ナンガ(NANGA) ナノブラックダウンバック 900STD【別注モデル】

すでに600が好評のナノブラックダウンバッグですが、羽毛量を920gに増やしたウィンターモデルです。
表地にはNANO-tex加工を施し撥水性能を強化。ボックスキルト構造、ショルダーウォーマー、ドラフトチューブなども採用された本格派ですね。
ファスナー位置はサイドファスナーで右、左をチョイス可能です。ヒートロスという点ではセンターファスナーよりサイドファスナーの方がヒートロスが少ないのでマミーシュラフで一般的ですね。

使用しているダウンはスタンダードグレードの650FPです。770FPの後に紹介するとグレードが低いように思われますが、決して粗悪なダウンじゃありませんからね。平均レベルより少し上といってもいいグレードのダウンを採用してますよ。
十分な量のダウンを封入しているので、氷点下2ケタまで下がるような場所でも十分使用可能なシュラフとなってます。氷点下10度前後が予想されるような場合はこのクラスのシュラフがないと不安ですよね。
¥33990(税込)

正直なところセンターZIPバッグⅡが早く登場しないか、とは思ってますが、もう少し先になるようですね。

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