シマノから新たなベイトフィネス専用モデルが登場しますね。
アルデバラン BFS XGというモデルです。
名前からもわかるとおり、
アルデバランMgがベースになりますが、かなり大幅な変更が加えられますね。フレームなどは共通かもしれませんが、ほぼ別物、といった印象です。
もともとアルデバランMgもベイトフィネスに使われることの多いモデルです。
夢屋のBFS(ベイトフィネスシステム)Mgスプールに交換してしまえば完璧。32mm径のシャロースプールでマグ製、重量も8.7gと軽量ですからね。軽量リグでもしっかり回転してくれます。
が、アルデバランBFS XG。スプールには
ブレーキブロックを8つ搭載となります。アルデバランMgを始めとした遠心ブレーキモデルは通常ブレーキブロックが6つ。
これによってブレーキ調整幅が広がります。ブレーキブロック6つのものよりも強めのブレーキ設定が可能ですね。スプール回転を最優先したピーキーなセッティングなら対角になるブレーキブロックを4つ取り外すのもありですね。装着している4つのブレーキブロックがそれぞれ対角になるため、回転のバランスも良さそうです。
素材はもちろんマグネシウムで夢屋のスプールのスペックを継承してます。ブレーキブロックが増えることで若干重量は増えているでしょうが、扱いやすさは逆に向上しているようですね。
ボディサイズにも手を入れてますね。アルデバランMgでも充分コンパクトでパーミングしやすいリールですが、さらに約8.5mm、幅を詰めてます。といってもフレームを狭めたわけではなく、ハンドルをよりボディに近づけたことによるコンパクト化ですね。
ハンドルとボディの距離を詰めることで、リーリング中のブレを抑えることが可能です。ブレを減らすことでリトリーブ中の小さな違和感も敏感にキャッチできるようになります。近距離戦となるベイトフィネスの釣りでは、一度アタリを逃すと魚が散ってしまう傾向があるのでワンチャンスをものにするためには高感度なリールに分がありますからね。
このコンパクト化にため、従来はハンドル側に装着される
メカニカルブレーキノブをサイドプレート側に移設してます。コアフィットボディと名付けられてます。サイドプレートからみえるSVSユニットカバーとメカニカルブレーキノブは新鮮ですね。サイドプレートには一部、カーボン樹脂のCI4が使用されてます。これで少し軽量化になってますね。
またドラグノブも5本爪のスタードラグから
6本爪のものへ。使ってみないとわかりませんが、ドラグの使用頻度が高いベイトフィネス、調整しやすい方が便利ですからね。
ギア比は超高速の8.0:1までアップされてます。シマノ最速の高速アプローチが実現してますね。これは一度体験したいところです。
結果、重量もベースのアルデバランMgからさらに軽量化された145gへ。クラス最軽量となりました。
まだナチュラムさんには掲載されていませんが、気になるのは価格です。定価ベースではアルデバランMg7が¥39000。BFSスプールが¥9000。ベイトフィネス仕様にする場合、¥48000です。
それに対して、アルデバランBFS XGは¥43500。
もちろん定価で購入する人も少ないとは思いますが、こうやって比較するとアルデバランBFS XGはお買い得なのかもしれませんね。それでも決して安くはありませんけど。
まだアルデバランBFSは未入荷。ベースモデルのアルデバランは購入可能です。
シマノ(SHIMANO)09 アルデバランMg7 左
シマノ(SHIMANO)09 アルデバランMg7
シマノ(SHIMANO)09 アルデバランMg
シマノ(SHIMANO)09 アルデバランMg 左
遠心ブレーキよりマグが好き、という人ならこの夏発売の
ダイワ T3AIRや
PX68もオススメですね。
ダイワ(Daiwa)PX68L
ダイワ(Daiwa)PX68R
フィッシングタックルならこちらにも
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8/5追記
ナチュラムさんにアルデバランBFS XGが入荷してきました!
シマノ(SHIMANO)アルデバラン BFS-R
まずは右ハンドルのみの入荷のようです。
定価¥45675のところ、¥31972 30%割引