今日の天気は大荒れですが、春から釣りをはじめたい、というエントリーユーザーの方も多いことでしょう。
ルアーフィッシングで使用されるリールは、スピニングリールとベイトリール。スピニングリールは比較的早くキャストを覚えることができますが、ベイトリールはやはり練習が必要。親指でスプールの回転を調整する「
サミング」が必要ですからね。
リールのクラッチを切って、親指でスプールを押さえてからキャストに入るベイトリール。ロッドの動きに合わせて親指をリリースしてキャストしますが、使用するルアーの空気抵抗・重さなどに合わせて最適なスプール回転になるよう、親指でスプール速度を調整するのがサミングです。着水の瞬間はスプールが停止するように親指で抑えます。これがマスターできないと、キャストの度にバックラッシュしてしまい、しまいにはベイトリールを使うのが嫌になってしまうかも。
この他にルアーのウェイト・空気抵抗、風の向きや強さといった条件に合わせてキャスコンやブレーキの強さの調整も必要です。だから、慣れるまではライントラブルもある程度は覚悟しないといけませんね。
とりあえずベイトリールを手に入れてみよう、という人にはエントリーモデルと言われるリーズナブルなリールもありです。ベイトに慣れるまで、低価格帯のリールを使用して、慣れてきたらステップアップするパターンですね。
もう一つは、バックラッシュを起こしにくいリールを使用するという手もあります。特にシマノのデジコンを搭載したリールは、ブレーキ調整を間違えなければほぼバックラッシュしないモデルがありますからね。
ではまずは低価格帯のベイトリールを。低価格帯とはいえ、今のリールはよく出来ていますから、性能的には不満も出にくいですよ。
ダイワ(Daiwa)バレッタ100H
ダイワのベイト入門機といえば、
バレッタ。質感などにはチープなところが見えますが、実用上は不満なく使えるモデルですね。
バスフィッシングやロックフィッシュなどで使用するなら入門用以上の性能かも。樹脂製ハウジングを採用しているため、ジギングなどでは強度に不安もありますが、そういった用途以外ならオールマイティーです。
スプールの回転は上級モデルと比べれば劣りますが、ベイトフィネスのような超軽量ルアーを使うのでなければ問題のない飛距離を発揮します。ブレーキは扱いやすいマグブレーキ、マグフォースを採用。調整も外ダイヤルで簡単に行えます。最初は強めのブレーキで使用すればバックラッシュも少ないですよ。
定価¥9975のところ、¥6980 30%割引
シマノ(SHIMANO)バスワンXT 右
シマノからはこの
バスワンXTですね。現在のモデルはブレーキシステムにSVSを採用し、グレードアップされてます。
やはり価格帯の設定が低いため、樹脂製ボディやパーツの質感にチープさは見えますがそれは仕方ないでしょう。遠心ブレーキは初心者には難しいイメージがありましたが、SVSは調整幅も広く慣れるまでの時間はそうかかりませんよ。
用途はダイワのバレッタと同じですね。バスフィッシング専用のイメージがありますが、ソルトでももちろん使用可能です。ただ、ソルト用には兄弟モデルの
ソルティーワンシリーズも用意されてます。ギア比やハンドルの違いだけで、基本構造は全く同じですからね。
定価¥9450のところ、¥6330 33%割引
ソルティーワンシリーズは
シマノ(SHIMANO)ソルティーワンPG 右
定価¥10395のところ、¥6930 33%割引
シマノ(SHIMANO)ソルティーワンHG 右
定価¥10395のところ、¥7270 30%割引
シマノ(SHIMANO)ソルティーワンPG 左
定価¥10395のところ、¥6930 33%割引
シマノ(SHIMANO)ソルティーワンHG 左
定価¥10395のところ、¥7270 30%割引
個人的には最初はこういったスタンダードなブレーキシステムを搭載したベイトリールで練習するべき、とも思いますが、ほぼ練習なしで使いこなせるベイトリールも存在してます。それがシマノのデジコン搭載リール。その中でもこれはバックラッシュがほとんど起きない上に、調整もシンプルです。
シマノ(SHIMANO)スコーピオンDC
デジコンシリーズのローエンドモデルとなる
スコーピオンDCですが、廉価版というよりユーザーフレンドリーな設定に振ったモデルということでしょう。
ブレーキ調整はわずか3段階。ボディ外側のダイヤルで簡単に行えますよ。
モードの種類は使用するラインに合わせるだけでのシンプルさ。ナイロン・フロロ・PEの3つだけです。これならブレーキ調整に迷うことはありませんし、それでいて実用上不足のない飛距離を出すことができ、ライントラブルもほとんどありません。オートマティックなブレーキシステムです。
正直なところ、使いこなす楽しさは感じられそうもないですが、「魚を釣る」ことが目的のルアーフィッシングではオートマティックなリールのニーズもあるわけですからね。ある意味正常進化です。
キャストを覚えることに時間を取られることなく、釣りを考えることに集中できるのはエントリーユーザーには便利ですよね。
ギア比はノーマルギア比の6.3:1とハイギア比の7.0:1が。ハンドルも左右が用意されます。
定価¥34650のところ、¥22500 35%割引
シマノ(SHIMANO)スコーピオンDC 左
シマノ(SHIMANO)スコーピオンDC7
シマノ(SHIMANO)スコーピオンDC7 左
どちらのタイプを選ぶかは、ユーザー次第ですね。
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