リールの素材として、カーボン樹脂ボディをガンガン推しているシマノ。
アルミなどの金属ボディに比べれば比重が軽く、マグネシウムに比べればコストも抑えられます。
強度の面でもねじれにくさ、たわみにくさは十分確保されてますからね。低価格帯のリールで使用される汎用樹脂よりも強度はアップされてます。さすがにオフショアの大型青物などに使用するリールには使用されませんけどね。オフショア用は絶対強度の高いアルミの独壇場ですから。
金属に比べると、潮による腐食もないからソルトウォーターで使用する場合はある意味、理想的な素材となりますね。
と前置きしたところで、シマノ自慢のCI4を使用したリールに新しいモデルが登場しています。
メバリングブランドのソアレから登場している
ソアレCI4シリーズです。
シマノ(SHIMANO)ソアレCI4-C2000PGS
シマノ(SHIMANO)ソアレCI4-30-2000HGS
ボディの形状などは、先行して発売されているコンプレックスCI4やエクスセンスCI4などと同じく、現行モデルのナスキーの金型を利用していますね。
ナスキーは汎用樹脂を使用したリールですが、CI4もカーボン含有の樹脂なので金型の流用が可能なのでしょうか。
この点、ダイワのカーボン樹脂、ザイオンとは違うようですね。ダイワのザイオンの方は、金型から取り出した後、マシンカットで切削して仕上げるそうなので、CI4よりも硬い素材のようです。カーボンの含有率や使用する樹脂が違うんでしょうね。同一の厚み・形状のCI4とザイオンで強度テストをしたら、多分ザイオンの方が高いスペックを発揮する、と思われます。
が、そこまでの強度でなくても、十分リール用素材として通用するというのは、すでにレアニウムなどで実証されちゃってますからね。今のところ、レアニウムが根元からポッキリ折れた!なんていう話は聞いたことがありません。
ちなみに、レアニウム、セフィアCI4のボディ・ローターの形状は旧ナスキーがベースですけど。
ちょっとマニアックな素材の話は置いといて、メバリング・ロックフィッシュ向けのリールとしてみると、ソアレCI4は満足感の高いモデルといえそうです。
まず、絶対的に「軽い!」のが魅力。1000番クラスのボディをベースにしたC2000PGSはわずか170g、2500番ボディをベースにした2000HGSでも210gとクラス最軽量のリールのひとつですね。同じくダイワのメバリングモデル、月下美人2004は185gとなってます。
リールが軽いということで、軽量なロッドとの組み合わせでも持ち重りしたり、グリップヘビーに感じたりすることがありません。最近のロッドはどんどん軽量化されているので、タックルバランスを取るためにはリールも軽くないとグリップが重く感じますから。
長時間使用しても疲労感が少なくなりますよ。
ボディ・ローターが軽いだけでなく、スプールも軽量化を施したAR-Cライトスプールを採用。樹脂とのハイブリッドスプールにすることで強度と重量のバランスをとってます。また、スプールは09ツインパワーMg、コンプレックスなどと互換性がありますよ。
レアニウムなどで、時々巻きが重い、という方もいます。もしかしたら、ローターの軽さが影響しているのかもしれませんね。慣性の働くローターが重いと、勢いがつけばローターの慣性で回り続けようとするので巻く力も少なくてすみます。
逆にローターが軽いと慣性が少なくなるため、自分でハンドルを回してローターを回すという感じになりますからね。でもローターが軽い方が、「リールでアタリを取る」スタイルにはピッタリなんですけど。
C2000PGSはスローリトリーブしやすいローギア設定。4.3:1という低めのギアでデッドスローに誘えますよ。また、巻き上げトルクが高くなるので、不意の大型でも力負けしません。メバリングはもちろん、アジングにもオススメですね。
スプールの直径も2mm大きくなり、巻き癖がつきにくくなりました。
2000HGSは、ハイギアの6.0:1設定。大型のロックフィッシュ・アジをターゲットにしたモデルです。根に潜られる前に引きずり出せるよう、このクラスには少ないハンドル1回転で81cmもの巻上げが可能です。遠投後のリグ回収も素早く行えますね。
ひとつ上のモデル、ソアレがまだモデルチェンジしていない現在、メバリング・アジングモデルとしてはイチオシできますね。
シマノ(SHIMANO)ソアレCI4-C2000PGS
定価¥29400のところ、¥20500 30%割引
シマノ(SHIMANO)ソアレCI4-30-2000HGS
定価¥31500のところ、¥22000 30%割引
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