*リールの改造はあくまでも自己責任で。場合によってはメーカー保証も受けられなくなることを覚悟の上でやってくださいね。*
レブロスMX1003を購入した管理人ですが。
価格を考えたら、とてもしっかりしたリールだ、という印象。ローターの回転もスムーズだし、S字カム式でも死点でのショックもほとんど感じないし。
若干ドラグの滑り出しに引っかかりようなフィーリングは感じますが、それでも許容範囲かな。これでローターブレーキが採用されてたらもっとよかったんですが。
重量も旧レブロス・レガリスよりも大幅に軽くなり軽量なロッドと組み合わせてもバランスが取れますね。
樹脂ボディとなったことによる軽量化が大きく効いてます。樹脂ボディでも強度的には十分です。特に管理人のように管釣りやメバリングで使用する場合は強度不足はまったく感じません。
で、
先日ちょっと予告したように、ベアリングを2つ追加してみることに。
まずはスプールを外します。そしてスプールを支持するクリックホルダーというパーツ類も丸っと外しちゃうとこの状態。
ローターナットが見えてきますね。真ちゅうのナットがローターナットです。ローターナットの横に見える小さなプラスネジはローターナットのゆるみ止めのねじです。
赤いマジックで書いてある線は、ローターナットの角に合わせて入れた印です。新しくナットを組んだときに、ナットを締めこむ目安にするんですね。新しいナットもこの線に角を合わせると大体同じ強さで締めこむことができます。
ローターナットの横のプラスネジを外してからローターナットも外します。ローターナットは12mmです。薄型のレンチのほうがやりやすいです。
ローターナットが外せたら
パーツを入れ替え。真ちゅう製のローターナットに換えて、アルミ製のローターナット(カルディアKIX2004用)・ローターナットベアリング・ベアリングプレートの順で組み込みます。
ローターナットを締めこんで、その中心にベアリングを入れます。ローターナットの角は目印の赤い線に合わせます。これで多分、規定トルクになってるはず。目印がないと強く締めすぎてローターが回らなくなったり、緩すぎてローターが暴れたりすることがありますからね。最悪の場合、リールを壊しちゃうので目印が必要なんですね。
ローターナットには向きがありますので、間違えないように。といっても、逆に取り付けると締められませんけど。ベアリングはぴったりサイズなので多少入れるときに固いです。しっかりと奥まで入れましょう。
ローターナットのゆるみ止めねじを入れます。これでローターナットが緩むことはありません。
ローターナットの上から、ベアリングプレートを被せます。ナットの溝にプレートの爪がしっかり引っ掛かるように押し込みます。
これで、ローターナットベアリングの追加が完了です。
さらに、ラインローラーもベアリングを追加。
こちらは定番中の定番で、皆さんやられてますので、サクッと。
ラインローラー部をばらして、真ちゅう製のカラーと樹脂製のカラーをベアリングに入れ替えるんですが、ワッシャーは新たに2枚必要。
ワッシャー・ベアリング・ワッシャーの順に入れましょう。
で、追加してみた感想ですが。
なんとなく、ローターの回転が軽くなった、気がします。から巻きしてみると、今まで以上にハンドルが回ろうとしますからね。
ハンドル長が45mmの1003は、ハンドルの慣性が少ないので55mmハンドルのレブロス2004ほどは回り続けようとはしませんけど。正直なところ、思ったほどは変わってませんね。。。。。。。
ラインローラーの方は、というと、こちらは負荷のかからない状態でクルクルとよく回ります。負荷のかかった状態だとカラーでも回りますけどね。精神的にはベアリングが入ってたほうが安心というレベルでしょうか。固着の心配はなくなりましたが、定期的な注油はもちろん必要ですね。特にラインローラーは水がかかるためオイル切れを起こしやすいですから。
リーズナブルプライスのレブロスMX、購入価格やパーツ代を考えるとベアリング化はこの程度で抑えておくのがいいのかな、と思う管理人。
インフィート月下美人のように凝りすぎると、ひとつ上のモデルが買えてしまったりします。インフィート月下美人は、パーツ代だけでリール購入価格と同じくらいかかってしまいましたからね。
ちなみに、今回はローターナットベアリング・ラインローラーベアリングに純正のCRBBを使用。パーツ代はリール購入価格の半分くらいのお値段になってます。
そうそう、不思議なことに(?)、ベアリング化しても重量はいじる前と同じ210gでした。真ちゅう製のローターナットが意外と重かったんでしょうか。重量増を覚悟してましたが、うれしい誤算ですね。
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