2016年03月11日
16月下美人MXと16エメラルダス!兄弟機ですね
ダイワのニュースピニング、16月下美人MXと16エメラルダスがナチュラムさんに入荷してます。
MXは廉価版で、MXが付かない方はミドルグレード、というのが以前のダイワスピニングでしたが、今年のモデルはちょっとややこしい。
月下美人MXはレブロスのボディをベースにしたモデルで、14月下美人の下位グレードです。そして16エメラルダス、こちらもレブロスのボディをベースにしたモデルで、14エメラルダスMXの下位グレード。逆じゃん!となってるんですね。
それはさて置き。ということでカラーと番手は異なりますが、16月下美人MXと16エメラルダスは兄弟機となります。
ダイワ(Daiwa) 16 月下美人 MX2004
ダイワ(Daiwa) 16 月下美人 MX2004H
ダイワ(Daiwa) 16 月下美人 MX2004DH
ダイワ(Daiwa) 16 エメラルダス 2508PE-DH
ダイワ(Daiwa) 16 エメラルダス 2508PE-H-DH
ダイワ(Daiwa) 16 エメラルダス 2508PE
ダイワ(Daiwa) 16 エメラルダス 2508PE-H
ボディベースがレブロス、ということでボディ、ローターにはDS4と呼ばれる樹脂を採用してますね。汎用樹脂ではありますが、ガラス繊維を配合したリール専用の素材だそうです。カーボン樹脂やアルミに比べると強度は劣りますが、メバリング、アジング、エギングといった用途であれば強度不足を感じることはまずないでしょう。一昔前の樹脂ボディに比べると確かにたわみにくい感じがしますからね。
ザイオンは樹脂にカーボン繊維を混ぜたもの、DS4はカーボンの代わりにガラス繊維を混ぜたもの、と思うと分かりやすいと思います。
ボディ形状、ローター形状はレブロスを継承してますね。
もっとも大きく違うのは、マグシールドの搭載でしょう。レブロスではシールドキャップという樹脂製のフタの様なもので塞がれてましたが、16月下美人MX、16エメラルダスにはマグシールドです。より防水性が高くなりますし、接触抵抗のないマグシールドによってより滑らかな回転となりますよ。ソルトウォーターで使用するとどうしても避けられない潮噛みや錆の発生率が大きく減少するマグシールド。セルフメンテナンスするには厄介なシールドですが、耐久性が高くトラブルなく使用できる期間は長くなりますね。
ただ、マグシールド=完全防水ということではありませんので、水没させてしまうと内部への浸水が起きる場合があります。使用後の手入れもゆるい流水をかける程度で抑えておきましょう。水圧が高いと浸水の可能性がありますよ。
そしてもちろんローターはエアローターです。軽量なローターは回転初動が軽く、また回転中の感度にも優れます。ローターに働く慣性が少ないので、感覚としては「ローターが回っている」ではなく、「ローターを回している」という感じですね。またストップ&ゴーでもリーリングを止めやすい印象です。自分の感覚とリールの回転がズレない、というと分かりやすいでしょうか。
16月下美人MX、16エメラルダスとレブロスの同じ番手同士を比べてみると、かなり重さが違うことに気が付きます。レブロスの2004なら235g、月下美人MX2004は215g。レブロス2506が270gでエメラルダス2508は235gです。
この違いはスプールによるところが大きいですね。レブロスのスプールはアルミ製でちょっと重量感があります。それに対して月下美人MXとエメラルダスにはエアスプールが採用されてます。樹脂製スプールにメタルコーティングを施した超軽量なエアスプールを採用することで大幅な軽量化となってますね。
またスプールが軽くなることでリールのボディバランスも向上しますよ。リールの重心がリールフット側に移ることで実際の重さ以上に軽く感じるようになります。特にしゃくるような動きにはこの効果は大きいですね。より疲れにくくなりますよ。
スプールが変更されたことで、ドラグも変更されてます。レブロスのトーナメントドラグからATD(オートマチックドラグシステム)に進化してます。上位モデルではすでに搭載されているこのATDは滑らかなだけでなく、魚に走られにくい感じがするのが特徴ですね。粘りのある滑り方のためか、ラインブレークを抑えつつ、適度に抵抗を与えるように感じます。調整をサボってしまっても意外としっかり機能するので使いやすいですね。これは滑らかなだけのドラグとは違いますよ。
16月下美人MXにはライトラインにアジャストさせたフィネス仕様を、16エメラルダスにはスタンダード仕様を採用しています。使用するラインによってドラグワッシャーの数が変更されてます。フィネス仕様は単板ワッシャーですね。
さらに細かなところでは、ベアリングの配置も変わってます。レブロスの4ベアリングに加え、ラインローラーに1つ、ピニオンギアの受けにも1つ。特にピニオンギアは前後でベアリングに支持される構造になるため、ギアのブレが少なくなり巻き心地や耐久性がかなり向上しますね。リアルフォー系のリールでは当たり前の構造ですが、この価格帯でも採用されるようになりましたよ。これは大きいです。
ラインローラーのベアリングもライトラインを使用する釣りでは効果が大きいです。ラインローラーの回転がかなり変わりますからね。ただし、ラインローラーは海水のかかりやすい場所です。防錆性の高いベアリングを使用してもサビや潮噛みが起こります。定期的にメンテナンスしないとせっかくのベアリングも効果を発揮しませんよ。
なおハンドルノブにはベアリングではなくカラーが入ります。このあたりはカスタマイズ可能ですね。またハンドル自体は供回り式になってます。
で、14月下美人MX。
2004番サイズの3機種が用意されます。ギア比4.8:1のシングルハンドルとダブルハンドル、そしてギア比5.6:1のハイギアシングルハンドルですね。シングルハンドルは45mmでIシェイプのコルクノブ、ダブルハンドルは80mmのコルクノブです。スローリトリーブメインにはダブルハンドルモデルがオススメですね。ハンドル長が短く安定しているのでスロー&ステディリトリーブが可能です。
ダイワ(Daiwa) 16 月下美人 MX2004
定価¥21060(税込)のところ、¥14300(税込) 32%割引
ダイワ(Daiwa) 16 月下美人 MX2004H
定価¥21060(税込)のところ、¥14300(税込) 32%割引
ダイワ(Daiwa) 16 月下美人 MX2004DH
定価¥23220(税込)のところ、¥15700(税込) 32%割引
16エメラルダスは2508PEサイズでノーマルギア比(4.8:1)とハイギア比(5.6:1)のシングルハンドル、ダブルハンドルがラインナップしています。シングルハンドルにはラウンドEVAノブを、ダブルハンドルにはI型EVAノブが採用されますね。シングルハンドルは50mm、ダブルハンドルは90mm長です。
ダイワ(Daiwa) 16 エメラルダス 2508PE-DH
定価¥23220(税込)のところ、¥15700(税込) 32%割引
ダイワ(Daiwa) 16 エメラルダス 2508PE-H-DH
定価¥23220(税込)のところ、¥17496(税込) 25%割引
ダイワ(Daiwa) 16 エメラルダス 2508PE
定価¥21060(税込)のところ、¥14300(税込) 32%割引
ダイワ(Daiwa) 16 エメラルダス 2508PE-H
定価¥21060(税込)のところ、¥14300(税込) 32%割引
入門用と呼ぶには惜しいほど機能性を高めている16月下美人MX、16エメラルダス。これからルアーフィッシングを始めたいという方にもオススメなリールですね。
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