2014年07月01日
夏には帽子を被りなさい!ってよく言われませんでした?
子供の頃、母に何度も言われた「外で遊ぶなら帽子を被りなさい!」という言葉。夏が来ると思い出しますね。当時は帽子を被るのが嫌いだった管理人、なおさら言われる回数が多かったです。今、自分の娘(小6)が何度言ってもやらないことは、多分嫌いなんでしょうね。
それでも言わなければいけないのが親なんでしょう。今やっと当時の母や父のことが理解できるようになってきた感じです。ただ、当時の母よりも言い方はかなりワイルドなウチの奥さん。管理人と奥さん両方がワイルドだと娘も萎縮するでしょうから、管理人はできる限りマイルドで。。。。。。。。
そんなことはさておき。どうして夏に帽子を被るのか。言われるからには理由があるわけです。
みなさんの頭の中に入っている「脳」。とてもデリケートな器官だそうで、その中には太いのから細いの、極細まで多くの血管が通ってます。血管の中を通る血液にはいろいろな役割があるわけですが、その中に温度を保つ機能もあります。常に体内が適正な温度になるよう調節されてるんですね。
ところが夏の強烈な日差しが頭に直接降り注ぐことで調節が追いつかなくなることも。人間のボディパーツの中で太陽に一番近い場所にあるのが頭ですからね。頭の中の血液が温度上昇すると今で言う「熱中症」の症状を起こしてしまいます。
日差しを直接当てないだけで、温度上昇が緩やかになる。今のように科学の発達していない時代から経験則として頭に日差しを当てるのはよくないぞ、と理解されてたんですね。熱中症なんて言葉がない時代、かく乱とか熱射病なんて言われてたそうです。
もちろん夏用の帽子には「風通しの良さ」も重要になりますが。風通しが悪いと蒸れてしまい、これも温度上昇を招きますからね。
逆に冬用キャップは保温性を持たせて体温低下を防ぎます。頭だけじゃなく耳や顔まで覆うタイプは特に保温性重視ですね。
一言で帽子といってもタイプは様々。それぞれにメリット・デメリットはありますし、好みもありますから、これがベスト!というのはありません。なので、機能別に考えてみました。
まずは一般的(?)なキャップというタイプ。キャップにもいろいろなタイプがありますが、タウンユースでも人気なのがワークキャップですね。工場などで使用される形状のものです。もちろんカラーバリエーションやロゴなどでアレンジされますが。
エバーグリーン(EVERGREEN) ワークキャップ
こういった形状がワークキャップですね。裁断がベースボールキャップなどとは異なります。頭皮に密着しにくい形です。ツバも短めな傾向がありますよ。屋内作業用のものがベースだからでしょうね。またツバを折りたためるものも多いです。丸めてパンツのポケットへ、なんて使い方ができるものがありますね。
このエバーグリーンのワークキャップもツバにひと工夫。曲げても折れないので丸めても大丈夫です。
サンライン(SUNLINE) DEFIER アメリカンキャップ
スタンダードなベースボールキャップがこの形。日差しが目に入らないよう、ツバが大きめだったり長めだったりします。バリエーションはそれこそ数え切れないほど、スポーツブランドからアパレルブランドまでラインナップしてますね。
サンラインのキャップは後頭部にメッシュを使用した風通しの良いキャップです。デザインもいかにもアメカジといった感じですね。
シマノ(SHIMANO) CA-210M XEFO・ゴアテックスRオールウェザーキャップ
こちらは素材にゴアテックスを使用した全天候型キャップ。水滴は通さず水蒸気は通しますから蒸れにくいですよね。レインキャップとしても使用できるよう縫い目にもシーリング処理が施されます。雨の中の釣りでも集中力を維持できる、そんな機能を持たせてます。
Quechua(ケシュア) RAID TRAIL ネックフラップ付 キャップ
ランニングやトレイルウォークでも使用されるスポーツキャップ、風通しが良く軽量なのが特徴です。また吸湿即乾性を持ったものも多く、汗をかいてもすぐ乾くようになっているのがいかにもスポーツ向け。
このケシュアのキャップにはネックフラップが付いてます。後頭部から首筋に日差しが直接当たらない設計です。首筋は太い血管が皮膚のすぐ下を通るため、直射日光が当たると体温が上昇しやすくなりますからね。運動量+日差しで体温が上昇すると熱中症の危険があります。それを防ぐための機能です。また日焼け防止のUV対策にもなってますね。このフラップは着脱できるので不要な場合は外して着用できますよ。
フリーノット(FREE KNOT) BOWBUWN(ボウブン) ステンレスメッシュサンシェードキャップ
フラップにチタンコーティングを施してUVカット機能を高めたものがこちら。またメッシュなので風通しもいいですね。そしてこのスパッタリングコーティングには防蚊効果も持たせてます。ガサヤブの藪こぎはもちろん、湖畔や川沿いで蚊の多い場所で重宝しますね。
クールビット CBSPCP84 チタンUVキャップ
UVカット効果の高いチタンコーティングを施したモデルです。いかにも光を反射するよ、というシルバーのキャップ。熱射を反射するので被るだけで顔周りの体感温度が下がるそうです。
そしてこのクールビットというシリーズにはもう一つの機能があります。後頭部のフラップは保水性のある素材を使用しているので、水を含ませて取り付ければ水冷式の冷却が可能なんです。夏場のランニングなどスポーツシーンに特にオススメですね。
キャップではなくハットと呼ばれる帽子は全周にツバを持ったタイプですね。顔や首筋に当たる日差しをカットする効果が高いです。ツバの大きさによって効果は変わりますね。バリエーションがめちゃくちゃ多く、全部は語れませんのであしからず。
Quechua(ケシュア) FORCLAZ 100 防水ハット
ツバが全周にあることで、雨を遮る効果も期待できるハット。このケシュアの防水ハットは晴雨兼用の防水仕様です。
シーリング処理された縫い目で高い防水性を持ってます。ツバは折り目のつきにくい素材を使用しているので、折りたたんでも大丈夫。サイドのひさしはホックで固定することもできますね。風の強い時に効果的ですね。メッシュライニングとベンチレーターで蒸れも少ないハットです。
THE NORTH FACE(ザ・ノースフェイス) BRIMMER HAT
トレッキングシーンで人気のノースフェイスのハット。芯が入っていないので折りたたんでも丸めても大丈夫です。軽量ですし携帯性が高いですね。またメッシュパネルを採用しているので風通しが良くムレにくくなってます。カラーラインナップが豊富な点も人気の秘密?
がまかつ(Gamakatsu) GM9757 テンガロンハット
西部劇のイメージが強いテンガロンハット、水が10ガロン(約38L)入るからテンガロンともいうけど、38Lは無理でしょ。頭頂部が高く作られているのでムレにくいタイプですね。飾り紐が特徴と言われます。
このがまかつのテンガロンハットはちょっとおとなしめにアレンジされたもの。ひさしも小さめ、高さもそれほど出してませんが、雰囲気はありますよね。ハンドメイドで編まれたもので、通気性が高いです。これを被るのはハードル高め?
OGK(大阪漁具) イグサ帽子(脱着式日除け付)
日本伝統の帽子の一つが麦わら帽子。広いツバで日差しをカット、麦わらで編まれた帽体は風通し抜群です。
このイグサ帽子はその名前のとおり麦わらではなくい草で編まれたもの。麦わらよりも耐久性のあるい草は畳表などでおなじみですね。繊維質が強く丈夫なので長く使えるのが魅力です。オールドスタイルだけど機能は高いですよ。後頭部を日差しから守る着脱式の日よけもついてます。
リバレイ レッドレーベル ストローハット
日本では戦前に流行したパナマ帽ですが、今でも人気です。やはり風通しが良く見た目も上品。高級品だと数万円もするものもありますね。
このリバレイのストローハットはパナマ帽のデザインを特殊加工したペーパー素材で作ったもの。軽量で風通しの良いのはそのままで、カラーバリエーションが豊富になるのも魅力です。
エアモンテ(AIRMONTE) スポーツハット
こういった感じの帽子って、農作業中の女性やゴルフ場のキャディさんのイメージが強いですね。でもそういった職業シーンで使用されるってことは機能性が高いってことでもあります。
スポーツシーン向けに作られたエアモンテのスポーツハット。トレッキングシーンでメジャーなブランドですね。大きなひさしに後頭部をカバーする日除けで紫外線をブロック。屋外で日焼けの気になる女性にピッタリです。顔はもちろん、襟足や耳周りまでカバーしますよ。サイドのメッシュで通気性も確保されてます。ウォーキングなどにオススメですね。
ひさし(ツバ)を持たない帽子もあります。顔周りの日差しをカットすることはできませんが、頭皮に直接日差しが当たらないようになりますね。キャップとしてはもちろん、アンダーキャップとしてヘルメットの下にかぶれば汗止め効果も期待できます。
シマノ(SHIMANO) AC-018M メッシュバンダナ
バンダナキャップです。バンダナをキャップ状に縫製したものが多いですが、素材のバリエーションは豊富です。
メッシュ素材を使用したことで通気性を確保しているメッシュバンダナキャップがこちら。後頭部で結ぶのでフィット感の調整がしやすいですし、強風でも脱げにくくなります。後頭部にフラップがあるので首筋への日差しをカットする効果がありますね。パイレーツ風というのかな。
パールイズミ(PEARL iZUMi) 477 メッシュ バンダナキャップ
伸縮性のあるポリウレタン配合素材を使用したバンダナキャップはフィット感が高いです。しっかり頭にフィットさせられますね。また薄手ながら吸湿即乾性素材なので汗をかいても不快になりにくいです。ヘルメットアンダーキャップとしても使用できるので、ヘルメットを脱いだあとに髪型を気にする必要がない、というのも魅力でしょうか。結び目が首筋にかかるので日差しをカットする効果もありますよ。
帽子といっても様々、でも言えるのは、夏には帽子を被りなさい、ってことで。母の言っていたのは間違いじゃありませんでした。
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Posted by あごひげあざらし at 18:12
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